アクリル水槽が完成するまでの流れをチャートにしてみました。これは弊社の場合ですので他社さんは分かりませんが大体同じようなものかと思われます。
小売店からの見積り依頼
仕様の図面やサイズを元に、希望されるか加工等を、弊社で確認し、相違が無いかを打合せします。
小売店様もお客様からのオーダーを弊社に伝える事となりますが、お客様も素人です。なかなか、無茶なご要望もあります。しかしながら、出来るだけお応えすべく、何か何か良い案は無いかと思案し、「この方法なら可能ですが、この方法だと難しい・・・機能しませんよ」等、小売店様のノウハウ、弊社のノウハウを出し合い、あれやこれやで、いざ、お見積りと言う形になりまます。
弊社の出した見積りをベースに小売店様が販売価格を決定し了承されれば注文となります。
*弊社が小売りを行わないのはこのノウハウの出し合いが重要だからです
材料の発注
注文に合わせた材料の注文は弊社場合ほとんど行いません。あらゆるサイズの材料を保有しているため、材料注文から、切断までのリードタイムは短縮されます。
材料の用意(切断、カンナ掛け、接着面の足付け、天板のくり抜き加工)
注文に合わせたサイズをランニングソーで切断していきます。切断された材料の木口をカンナでて仕上げて、接着面は重合接着を行う為の足付けを行います。天板もサイズに合わせて切断し、NCルーターと呼ばれる加工を自動で行います。
注文に合わせて、ソケットの溶接などの加工も行います。自動で行えるのは切断と、ルーター作業だけです。
この材料の用意が一番の大事な工程で、下ごしらえと言いましょうか、準備と言いましょうか今後の全ての製品の仕上がりや、段取りに影響しますので入念に準備します。どの仕事もそうだと思いますが良い準備があって良い仕事が出来るとサヴィルは思っています。
接着
用意された材料を接着していきます。この接着が結構難しく経験が必要となります。長くなるので、詳しくはどこかでご説明いたします。接着方法は液接着と重合接着の2種類の接着方法があります。弊社の場合は主に重合接着を選択しておりますが、用途に合わせて使い分けております。
各部位の接着が完了し、ようやく5面体、天板の場合は6面体の形となります。
補強の接着
5面体の場合は、水槽の口が広がらないように補強を入れていきます。ぐるりと接着された補強をリブと呼び、中心部分の引っ張り補強をセンターフランジと弊社は呼んでいます。6面体のくり抜き天板仕様の場合はこの作業はありません。天板でリブ、センターフランジの形にくり抜き補強致しますが、材料が開口部一枚板が必要なので、高価な水槽となります
トリミング
接着された水槽を整えていきます。重合接着された木口などは、接着剤や材料の出っ張りがありますこれらを目地払いで削り取ってトリミングしていきます。
仕上げ
削り取られた木口を仕上げていきます。いわゆる艶出しです。この艶出しには3種類のやり方があります。
- ガスバーナーで炙りアクリル表面を溶かして艶を出す方法
- トリマーで削り取られた切削痕の木口を耐水ペーパーで平らにならしバフで磨き艶を出す方法
- 削り取られた木口、側面板を均等に耐水ペーパーでならしバフで磨き艶を出す方法
上記と同じ方法でバフで艶を出すのですが、木口だけではなく張り合わせた段さを取り一枚板に見える様になるまで耐水ペーパーで磨きます。この作業は本当に骨の折れる作業でスーパーカー等の車の塗装面の鏡面磨きと同じ作業です。車ならばかなりの高額な作業となります。
パーツの加工・製作
蓋の切断や、カット、餌窓の加工、コーナー、3重管加工等、様々な加工があります。
パーツの取付
製作された蓋や、コーナーカバー等のパーツを取り付けます。
検品、梱包
全行程を済ませた水槽をチェックします。必要な部品が入っているか?傷はないか?等、確認後梱包し、出荷致します。
簡単にはなりましたが、以上が注文から出荷までの簡単なチャートになります。改めて、じっくり掘り下げてご説明していきたいと思います。
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